ITインフラ・ITサービス、データを守る
デジタルトランスフォーメーションを
支えるIT企業はどんなリスクを抱えているのか?編
今、あらゆる業種の企業がITを利用した製品、サービスを顧客(ユーザー)に提供しています。提供しているものは単純な製品そのものではなく、顧客体験とも言われていますが、その多くを牽引している業種の一つがIT企業やITサービス提供企業でしょう。
また、コロナ禍でITサービスを提供する様々な企業が注目を集めており、ITサービスとひとことで言っても内容は多岐にわたりますが、ここではベンダー企業様のリスクについて述べたいと思います。ベンダー企業様はメーカーからの発注により、システム開発やアプリケーション開発、メンテナンスなどを行います。また、ビックデータの分析なども行うなど、提供するサービスは多岐にわたりますが、どれもIT事業者としての専門的な業務です。
堀井:業務及びサービスのIT化は、事業活動の効率化による企業の収益性向上だけでなく、グローバルな競争をする上で企業の収益性向上だけでなく、グローバルな競争をする上で企業として必須の条件になっています。しかし、IT活用によるオートメーション化により利便性が上がった反面、万一事故が起きた際の責任の所在は複雑になりました。そして被害は集積化・甚大化する傾向にあります。


主な資格 損害保険仲立人/生命保険仲立人
(認定証番号:第175065号)
2級FP技能士/ITパスポート
所属: 福岡本社

この様なケースの場合には、ベンダー企業は通信会社より損害賠償請求される可能性があります。

主な資格 損害保険仲立人/生命保険仲立人
(認定証番号:第180041号)
防火管理者/ITパスポート
所属: 関東営業所

堀井:提供したITサービスの過誤により、顧客の事業を中断させてしまったり、顧客データを消去してしまったり等の事故が発生した際、先程の事例の様に貴社がその責任を問われ訴訟を起こされる可能性があります。また、顧客の主要事業また主要顧客のトラブルは、損害賠償額の高さが問題となるのは勿論のこと、事業基盤を揺るがしかねません。
園田:IT事業者としての専門的業務について補償することが可能な保険が「IT事業者賠償責任保険」です。IT企業でなくても何かしらのITサービスを顧客へ提供している場合には、検討されてみることをおすすめします。